物理工学コースからのおしらせ


R05年度 物理工学 談話会開催について

物理工学ユニットでは、以下のように談話会を 対面形式で開催させて頂きます。


講演者:松岡広大(KEK)、岡田貴文(KEK)
演題: SuperKEKB加速器とBelle II実験で挑む未踏のビーム衝突性能と未知の素粒子物理
日時: 2023年11月1日(水)15:00 - 16:00 Belle IIの物理(松岡)
                16:00 - 17:00 SuperKEKB加速器(岡田)
場所: 中央図書館1階メディアホール

概要:
 誕生直後の超高温の宇宙では、物質や反物質を構成する最小単位である素粒子や反素粒子がばらばらの状態で飛び交っていた。 そこから「どのようにして反物質が消え、物質だけで 構成される今の宇宙になったのか?」といった宇宙の根源的な謎に迫るためには、超高温(=高エネルギー)の素粒子が従う物理を解き明かさなければならない。 SuperKEKB加速器は、電子ビームと陽電子ビームを衝突させて別の素粒子や複合粒子を大量に生成する最先端の加速器で、Belle II実験は、それら粒子の崩壊の様子を精密に測定することで、量子効果により崩壊中に現れる高エネルギーでの素粒子物理を探求する実験である。
 本講演では、すでに達成している世界最高のビーム衝突性能を今後さらに10倍以上に押し上げようというSuperKEKB加速器の挑戦と、素粒子を通して宇宙の謎に迫ろうとするBelle II実験の挑戦を紹介する。


どなたでもお気軽にご参加いただけます。
ポスターはこちらをご覧ください。

世話人:南野彰宏